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回収できたから良いってもんじゃ無いが

原子力と言うか放射線の一般利用は通常気付かない処に沢山有るって実例だが、管理が厳しい筈の日本でも紛失事故は起こりうるって事ですね。

放射性物質が一時不明=無事回収、周囲に影響なし-JT浜松工場で・文科省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090820-00000201-jij-biz

文部科学省は20日、日本たばこ産業(JT)浜松工場(浜松市中区)で使われていたたばこ製造装置内の放射性同位元素(RI)ストロンチウム90が一時所在不明になったと発表した。装置を廃棄する 際、誤って一緒に捨てられたもので、同日午後、委託先の浜松市内の機械解体業者で発見された。密封容器に入っており、周辺環境への影響はないという。


この記事では触れられていないが、この線源はタバコ製造過程での密度を測定していたものらしい。
まず線源のストロンチウム-90と言う物質がどんなものかを説明すると。
核分裂反応で生成する代表的な核種で、半減期は約30年弱。
純粋なβ線だけを放出し、壊変して出来た娘核種であるイットリウム-90と放射平衡を形成する。
イットリウム-90のβ線エネルギーが高く・・・一般にストロンチウム-90線源利用は、このイットリウム-90のβ線を利用するものと言っても過言では無い。
この様な製造機器などに放射性同位元素の線源が組み込まれたものは結構有り、分析装置として有名なガスクロマトグラフィーなどにも組み込まれたモノが存在する。

以前の当ブログでは中国・インド起源で起こったコバルト-60の鋼材混入を取り上げた事があるが、今回の案件はその様な事例とは根本的に異なる事情であると言うこと。

コバルト-60での汚染は、非破壊検査目的での線源が誤って廃鋼材処理された訳だが、利用目的上線源の放射線強度は非常に高い。我が国でも昨年起こったイリジウム192線源盗難事件での放射線とも段違いである。

一方今度のストロンチウム-90線源、放射能強度表記が為されていないが、この様な製造装置に組み込んで使うと言う用途なら、恐らくは届け出使用での制限以内である370万ベクレル以下の線源であろう。
密度測定に使うなら・・・もっと低レベルの線源だとは思うのだが。
この手の線源が廃鋼材と一緒に再溶解されて出来た汚染鋼材をキャッチできるか?と言うと非常に難しいかも知れない。まぁ局部的に高濃度ならイットリウム-90のエネルギーが高いので、副次的に発生するエックス線を検出する事が可能だろうが。

何れにしても廃棄搬出前の最終チェックをすり抜けたのは遺憾な事だが、当日中に判明して回収されたのは良しとするしか無いかも知れない。

なお、放射線利用の一般製品は驚くほど多種類が世界中に出回っている。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=08-04-02-07

上のリンクには書かれていないが・・・常夜灯って案配でクソ高レベルのトリチウムを使ったモノが旧東側で使われていたりする(苦笑)。

たばこの密度計に言及したリンクが有ったので追記しておきます

http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=08-04-02-06

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