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漏れてたまるか!

情けないミスなのだが・・・・この報道姿勢はどないかならんものかとも思う。

<福島第1原発>圧力異常で原子炉停止 放射能漏れなし・・・・毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090225-00000035-mai-soci

 起動操作中の東京電力福島第1原発1号機(福島県大熊町、沸騰水型、出力46万キロワット)で25日午前4時ごろ、原子炉の圧力異常を示す警報が作動した。このため制御棒を全挿入し同8時50分ごろ、原子炉を停止した。今のところ、放射能漏れや作業員への影響はないという。

 東電によると、1号機は定期検査を21日に終えて起動する作業中で、異常時の出力は約13%だった。送電系統への接続前だったため、原子炉で発生した主蒸気を発電タービンに送らず、「タービンバイパス弁」を通して逃がす予定だったが、8個ある弁がいずれも閉まっていたことが判明。弁を一斉に動かす駆動装置の連結部分が外れていることが分かった。その後、手動操作で弁を開放したほか、原子炉内の蒸気を自動的に逃がす安全弁も作動し、圧力異常は収まったという。【山田大輔】


この作業、原子炉の起動中で出力&温度を上昇する過程で起きたモノだが・・・・お粗末すぎるミスである(怒)。

まず、BWRの起動手順をみてみよう。
1)復水器の真空度を上げる
2)主蒸気隔離弁を開く
3)制御棒引き抜き、核加熱開始
4)原子炉臨界
5)暖機運転開始
6)定格温度、圧力に達したら保持
7)タービン起動
8)発電機併入

今回の事例は5)暖気運転中に起こったものだ。
BWRは系統全体の加熱を全て核加熱で行っており、定格温度・圧力に達するまでは一定の制限速度で出力を上昇させていく。
その際に発する蒸気は、タービンには供給されず全量が復水器にバイパスされる。

今回そのバイパスの入り口が遮断されていた訳で、結果として行き場の無くなった蒸気により圧力が上がり続け、原子炉圧力高の信号が出て・・・恐らくはスクラムしたのだろう。
今回タービン側のバイパス弁が閉まっていた・・・・しかも駆動装置が外れていた・・・・通常考えられないミスである、施工した日立及び東電担当者の怠慢だと厳しく指摘したい。

その一方で、主蒸気ラインには原子炉側に「逃がし安全弁」というモノが存在し、100%出力時の主蒸気全量でも逃がす能力を有したラインがある。
起動手順での2)で書いた主蒸気隔離弁は原子炉に問題が発生した際に閉止され、原子炉とタービン側を隔離する。当然主蒸気は行き場を無くすため、原子炉単独ループとしての主蒸気の逃げ場所である。
そのラインは原子炉格納容器内の・・・この場合にはサプレッションチェンバに導かれている。
従ってこの様なケースであろうが、放射性の水や蒸気が、原子炉格納容器外部に漏洩する危険性は無い。
逆に漏れるようなら・・・・その方が余程問題は大きい。
何故なら漏れない事を起動する前に試験している訳で、その試験が不適切であった証明でもあるからだ。


毎日新聞の報道は毎回同じ様に漏洩云々に言及するが、もっと本質的な事を書いて欲しいものだ。



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tag : 原子力発電所

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