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名前を隠しても・・・

先日運転再開した志賀原子力発電所2号機で、排ガス成分が不安定として停止されたが、その一報をABCラジオで聞いた。
その際に当該2号機の運転休止理由を臨界事故隠しと関連づけていたが、これは事実誤認で2号機はタービン翼の不良が原因、臨界事故は1号機の案件である。

さてさてそんな中面白い話題を毎日新聞と読売新聞が提供してくれた。

NUMO:第2種放射性廃棄物の最終処分場候補地を公募・・・・毎日新聞
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080403k0000m040061000c.html
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原子力発電環境整備機構:第2種廃棄物の処分候補地公募

 原子力発電環境整備機構(NUMO)は2日、使用済み核燃料の再処理工場やウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料加工工場から出る第2種特定放射性廃棄物の最終処分場候補地を公募すると発表した。再処理工場などの稼働に備えたもので、4月末までに全国の自治体に資料を発送するという。

 第2種特定放射性廃棄物の放射能は、最大で使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物の約80分の1だが、原発などから出る低レベル放射性廃棄物よりは大幅に強い。

 このため、高レベル放射性廃棄物と同様に地下300メートルより深くに埋設処分することになっており、平成40年代後半に操業を始める計画だ。

 候補地選定のための第1次調査に応募した自治体には、国が年間で最大1億4000万円を交付する。
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低レベル放射性廃棄物、処分場候補地の公募を開始・・・・読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080402-OYT1T00605.htm
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低レベル放射性廃棄物、処分場候補地の公募を開始

 原子力発電環境整備機構は2日、全国の市町村を対象に低レベル放射性廃棄物の処分場候補地の公募を始めた。


 同機構は既に、高レベル放射性廃棄物の処分場候補地を公募しているが、今後は<1>高レベルのみ<2>低レベルのみ<3>高レベルと低レベル両方――の3通りの応募を受け付ける。

 改正放射性廃棄物最終処分法が1日施行され、原子力発電所の使用済み核燃料を再処理した後に出る低レベル廃棄物の一部を、高レベル廃棄物と同様に地下300メートル以深の地層に処分することになったため。

 処分場に適しているかどうかの文献調査が始まると、経産省から自治体に対して交付金が出る。金額は、処分対象に高レベルが含まれていれば年間最大10億円、低レベルだけなら年間最大1億4000万円。
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記事内容は異なるが、読売と毎日の記事は同じ内容を伝えている筈だ。

この辺放射性廃棄物のクラス分けが揺れ動いていると過去にも書いたが、私が現場にいた頃の認識は以下の様だった。

高レベル廃棄物   再処理廃液等
中レベル廃棄物   廃樹脂・廃溶媒・洗浄廃液・その他
低レベル廃棄物   濃縮廃液・雑個体廃棄物・その他

この中レベル廃棄物が一度低レベル廃棄物扱いしようと言う動きが有ったのだが、今回毎日が伝えている第2種廃棄物と言う括りで扱うことになったのだろう。
この辺随分と以前に原子力関係から離れたので実情を正確には知らない上に、公開されている文章も結構曖昧(^^;であるので、一寸内容を把握しずらい。

情報が曖昧な事で有名なWiki記事ではあるが(^^;、第1種・第2種特定放射性廃棄物とは何かを調べると・・・・
第1種
炭素14が10PBq/t以上、塩素36が10TBq/t以上、Tc99が100TBq/t以上、ヨウ素129が1TBq/t以上、α線放出核種が100GBq/t以上のうちのいずれかの条件を満たすもの。

第2種
炭素14が87TBq/t以上、塩素36が96GBq/t以上、Tc99が1.1TBq/t以上、ヨウ素129が6.7GBq/t以上、α線放出核種が8.3GBq/t以上のうちのいずれかの条件を満たすもの。

この定義でいけば、恐らくは第1種が将に再処理廃液のガラス固化体に相当するものだろう。
では第2種は何か?と言えば、恐らくは中身は廃溶媒やら廃樹脂などによる副産物ではなかろうか。

記事を読み比べると、読売の記事に上記の揺れが鮮明に現れており、第2種廃棄物はあくまでも「低レベル廃棄物の一部」としており、一種のまやかし感が漂う。高レベル並に扱うのだが・・・・名称はあくまでも「低レベル」、即ち既に実施済み案件の延長線であるとしたいのだろう。
しかしながら、この様なやり方は・・・・

姑息な手段

と言っても差し支えないが、この応募に果たして自治体が応募するのか?が現実的な興味を引く。
昨年最終処分地調査への応募で大混乱に陥ったのが高知県東洋町だった。
今回の募集は有る意味「廃棄物のレベルはあれより低いですよ」とばかりにハードルを引き下げた案件でもあるからだ。

しかしながらもあの騒ぎであった以上、応募するには自治体のワンマン首長であっても相当の覚悟が必要であるのは確かであろう。

この問題、解決するにはガソリン暫定税率再議決の数百倍以上の困難が伴いそうですね。
権利関係が存在しない無人島が突然日本領土に編入されないと無理か?なんて事まで思いたくなる案件でもある。

なお、再処理工場が数々の問題を孕みながらも運転を急がれるのは・・・・原発の使用済み燃料プールが満杯になる危機があるから。
しかしながら殆ど実用化寸前まで来ている、放射性物質除去技術を捨て去った方針には賛同しかねるのが私の本心である。
まぁ除去するという事は、上記廃棄物への含有量を押し上げる結果にしかならないのが現実では有るのだが。
但しヨウ素129の消滅処理方法が不完全ながらも実証されたり・・・まだまだ処理法は進化する余地が大きい。
恐らくは既稼働の再処理施設等との横並びを強いられたのだろうが、最新施設であの内容の六カ所再処理工場は元技術者の端くれとして情けない思いが禁じ得ない。


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【theme : 環境問題
【genre : ニュース

⇒comment

Secret

姑息な手段・・・。
何でなんでしょう・・・・事故があっても隠蔽しようとするし。
ま、隠蔽とまで行かなくても、直ぐに発表しないし!
事故の程度を誤魔化そうとするし!!
報告まで遅い・・・あるいはしない??
原子力って、凄く恐ろしいエネルギーですよね。
もし、原発で最悪の事態になったら東海村程度では済まないですよね。

なのに!なんでそんな体質なんでしょう。。。
それが、不安で大きな不信感を持ってしまいます。
そういう体質が、自分達の首を絞めるってわかってないんでしょうか。

そういう国では、核を扱う資格は無い!って思うのです。
いつもすみません・・・偏った意見で。

構いません

とっちゃんさん今日は。

原子力に否定的でもなんでも構いません、推進派の算段に厳しい視線が必要なのは道路族と同じですから。

なお隠蔽体質は改善されつつあります。
誤魔化そうってのは電力会社側では無く、国及びお役人側ですね(^^;。

何せ昨年の東洋町ショックが有りますから、何とかしたいって焦りなんでしょうが。
どうもこの手の問題での国のやり方には卑屈感が伴いますね。



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