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柏崎刈羽発電所-3

中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所の惨状を見たIAEAからの査察申し入れだったが、国は一旦これを拒否しようとした。
しかしながら新潟県知事等からの要請を受けて一転査察受け入れを決めた。

この一連の流れからネット界では国の隠蔽工作の失敗みたいな案配で受け取られているようだ。

国際原子力機関(こくさいげんしりょくきかん、International Atomic Energy Agency (IAEA))は、原子力の平和利用を促進し、軍事転用されないための保障措置の実施をする国際機関である。

上はwikiによる説明だが、かみ砕いて言えばIAEAは原子力安全保障を担当するが、その「安全」の主眼が核燃料そのものであり、不正流用が無いかを監視する機関なのだ。
従って日本の原発全ては既にIAEAの監視下にあるが、その範囲は基本的に今回話題になったオペレーションフロアであり、主に燃料プールが対象である。

従って、今回査察に来ると言っても耐震設計の専門家が来るとは限らない、そう言った面が有るのを産経と日経が社説として7/24付けで載せている。

さて、6号機のクレーン車軸が破損しているとの報道が有った。
このクレーンは単なる補機ながら原子力発電所にとっては非常に重要な機器だ。定期検査でこのクレーンが果たす役目をBWRを例にして書こう。
オペフロへの資材搬入   資材搬入口から建屋内に持ち込まれた資材を吊り上げる。
コンクリートプラグ外し  原子炉格納容器ホットウエル上に設けられたコンクリートの蓋を外す。
格納容器上蓋吊り上げ   原子炉格納容器上蓋を吊り上げて外す。
ドライヤー吊り上げ    主蒸気ドライヤーを吊り上げ・専用ウエルに移設。
セパレーター吊り上げ   主蒸気湿分分離器の吊り上げ・専用ウエルに移設。
燃料プール仕切り板外し  これを外して燃料交換が可能となる。

ここまで進んで始めて炉心の点検が可能となる、即ちクレーンが使えないとなると、結局何一つ先に進まない。
これはPWRも同じで有る意味原発のアキレス腱が故障したようなものだ。
なお、何で直ぐに判らないのか?との疑念を持たれることも有ろうが、まずは原子炉本体に直接繋がった機器の点検が優先されるから、こういう事が有るのは仕方ないだろう。


もう一つ燃料プールの映像が公開された、大きく波立ちプールから飛散するのも当然と思われる。
単純に考えれば背丈の高い堰を設ければ良さそうに考えがちだが、このプールには燃料交換機というクレーンもどきの機械が付属しており、レールでこのプールと原子炉上部と行き来しなければならない。従って新たな堰を設けようにも、恐らく高さが不足するだろう。


ここまで昨日のうちに書いていたのだが、各紙の社説がどう書くのか?気になったので保留していた。

相変わらず産経と読売は強気だが、内容の根底は「原子炉保護の観点から見て、重要機器とその他を同一視するな」である。当ブログでも当初から変圧器火災等で大騒ぎするなと注意喚起したが、そういう事である。
他方朝日と毎日はその辺をごちゃ混ぜにした論調であり、特に毎日は少しばかり情けなすぎでは無いか。
この手のクレーンはレール幅を大きくオーバーハングしており、例え完全脱輪しても落下などしない、だがそう言った危険まで訴えると言う案配だ。まぁとは言え、御用提灯記事が幅を効かす産経みたいな記事だらけではかえって不健全かも知れない。


原子炉の安全性を担保する意味合いでの耐震性は、重要度クラスによって区分される。そして現状のところ炉水分析では燃料体の破損を示す兆候は現れていない。一応最重要クラスの耐震性が「想定外の揺れ」でも耐え抜いた訳だ。
しかしながら「想定外の揺れ」に見舞われたなら機器の点検が実施されるのは当然予測の範囲であってしかるべき。
その際に使われる重要補機類が使えないとなれば、半ば最重要クラスが壊れたも同然と見なす考え方も必要だ。
この辺、消火設備が壊れて使えなかったりしたことも併せて、耐震設計方針の根本的見直しをすべきだ。


ここからは別件ですが

某所で指摘されましたので「原発がどんなものか知ってほしい」を8割虚偽に近いとする私の根拠を簡潔に示しましょう。
本来ならその某所にすべきですが、簡潔に書いたと思っても結構長いのでコメントとして書くには不適当なもので。

当該文章は21章に分かれていますので各章毎に評価すると。

第一章 単なる自己紹介に過ぎず、評価対象外。
第二章 新幹線等を引き合いに出すも、原発の具体例無し 評価出来ず。
第三章 工事マニュアル化は溶接線低減化に寄与し、安全性向上策の一環でもある。よって論点そのものが誤り。
第四章 検査はJIS基準他に基づき専門の検査員がやらないと酷い目に遭うのはジェットコースター事故でも明らか、配管工上がりにやらせても無意味。
第五章 安全工学上ここで絶対止める、と言うスイッチの誤差は安全側にだけに許容される。
    柏崎でもそうだったが、スクラム信号が出て止まらない事例は皆無。
第六章 体表面汚染を外部被ばくと表現するなど、放射線関連の知識が余りにも幼稚。
素人作業員が居るのは事実、但し例に出されたボルト締めなどはトルク管理やギャップ管理がなされており、メーカー及び電力の確認を受ける、平井氏が知らないはずは無い、意図的に書かなかったと推定される。
第七章 最近の実績ですが下のリンクをどうぞ。
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/data_lib/index-j.html
http://www.kepco.co.jp/knic/library/index.html
    放射性物質を一切放出するなと言う論理なら、他業種工業廃水や生活排水も問題になるでしょう。
    温排水についてはあまりにもバカげてますので論評以前の問題です。
第八章 100回の内部被ばく実績など完璧虚偽記載。
    【私自身が本物の内部被ばく事故発生を現場で見ましたので。】
第九章 放射線関連の知識が幼稚でデタラメなのは相変わらず、緊急作業が行われた実例は知っていますのでこの部分は事実でしょう。
第十章 一般作業員である平井氏に放射線管理教育が行える資格など無い。
第十一章 緊急救命行為には一般常識と同じく原発常識も別。個々の問題と公衆の問題を同列に論ずることなど無意味。
第十二章 呆れるほど事実無根。東電例は本来事故の兆候が有ったのに1週間近くダマシダマシ運転をしたのが問題であり論点がずれている。関電美浜問題に至っては完璧な妄想に過ぎません。
http://atomica.nucpal.gr.jp/atomica/02070204_1.html
第十三章 事故と事象に関してはこの主張は有ってしかるべきと思います。
     もんじゅ事故は二次側だという設計側の甘えが引き起こしたと思います。
第十四章 原発が通常運転して出来る原子炉級プルトニウムで核実験をやる意義など元々の核保有国には有りません。
第十五章 途中でやめる勇気が無いのは事実でしょう、但し原発に代わる電源が開発されたらどうなるのか、その時になるまで続く論点だと思います。
第十六章 JPDRの解体は完了しています、現在東海発電所が解体中です。
第十七章 上と同じ。海外例では平井氏が存命中以前に完全撤去済みなのまで有る。
第十八章 千葉県沖に海中投棄したドラム缶は一般研究施設から出たRI廃棄物です、原発由来のものは含まれておりません。高レベル廃棄物の問題が厄介なのは事実ですが、建家等のコンクリートは建っていたその場所に埋めます。
第十九章 一切放射能を出していない原発など存在しません、前に引用した様に記録されております。
差別問題は当然有ると認識しています、しかしいたずらに不安を助長させるなら差別問題を拡大するだけだと思います。
第二十章 ここは実話かどうか私には検証不能です。但し女の子の話が出た集会の主催者が教職員組合である点は要注意です。
第二十一章 単なるまとめで評価対象外。

以上から、まともに評価出来るのは十三章と十五章のみ、十九章と二十章は判りません。
つまりは一般論に近い部分しか評価出来ず、肝心要の原発自身の問題では逆に致命的な虚偽が満載と言う状態ですから8割は虚偽又は誇張であるとする評価で十分と思います。



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