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日本の備蓄するプルトニウム

日本が再処理で得られたプルトニウムは現在40数トンに及び未処理分では100トンを超える筈である。

プルトニウムと言うと原爆の原料では有るが、日本が備蓄しているプルトニウムで作れるのか?と言うと実は微妙である。
と言うのも、プルトニウムとは言え軽水炉などの再処理から得られるプルトニウムは238、239、240、241、242などの同位体の混合体であり、一番重要である239の割合が6割程度と低い事が上げられます。この様なプルトニウムのことを原子炉級プルトニウムとも言います。
この混合率でも臨界状態には当然出来ますが、次の理由により原子爆弾に調整するには非常な技術的困難を伴います。

元々自発核分裂などを引き起こす核種を含むために、爆縮による最適条件になる前に爆発過程に至りやすい。
即ち原爆の威力は爆縮による臨界状態の継続時間で大幅に変化する為に、せっかく作ってもキロトン級の威力を発揮するのがやっとでは無いか?と言う事が大いに予想される。
次に比放射能が高い核種が多いために、この手のプルトニウムで作られる弾頭は強い放射線と熱を発生させる。
即ち製作に当たっては相当な技術的克服点が有るのである。
核兵器を運用するのにミサイル搭載を考慮しない設計者など居るはずも無く、とは言え上記の熱問題などを考えると重量が増加するのはやむを得ず、相反する課題に取り組む必要性が生じる。従ってこんな厄介なものから作ろうとするのはテロリストなどだけだろうが、果たして彼らに更なる高度技術があるのかは甚だ疑問である。

では通常作られている核兵器もプルトニウムじゃないかと言えば確かにそうであるが、プルトニウムの生成過程に大きな差がある。
核兵器用プルトニウムは、出来るだけ転換比の高い炉形で短時間の臨界状態でもって生成される。この様な目的で生成分離されたプルトニウムを兵器級プルトニウムと呼び、プルトニウム239の比率が9割を超えている。

従って、日本の保有しているプルトニウムで核爆弾を作ろうと思えば作れる、しかしその製作過程での技術的困難さと得られる成果とのバランスは非常に悪い。


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