1. 無料アクセス解析

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

GXロケット

先日最後の打ち上げ実施で役割を終えたM-5ロケット、その後継であるGXロケットが揉めている。
大型衛星を打ち上げられるH-2Aを使うまでもない中小型衛星用にと開発が開始されたが、目的と手段がアンバランスで開発が難航している為だ。
そもそもGXロケットの開発目的はハッキリしている、低コストで小型衛星を打ち上げる事だ。
元々M-5ロケットはこの目的に叶ったものだったが、年々増大する衛星の大型化でペイロードは約1.8トンにまで肥大し、お陰で打ち上げコストは80億円近くまで膨れあがってしまった。
10トンのペイロードを誇るH-2Aが約100億円であることから考えると割高すぎますね。
そこでペイロードを2トンとして打ち上げ費用50億円程度のGXロケットの開発となった。
処がコスト削減目的で採用されたのが2段目のLNGエンジン、世界で類を見ない新技術であり開発早々から試験失敗を繰り返してしまった。
確かに従来技術の延長では画期的なコスト削減は難しいが、では全く未体験の新技術を商用ロケットに搭載すると言うのは如何なものか?。
商用ロケットは信頼性が全て、決して実験対象としてはならないのが鉄則だ。
こんな目的と内容が異なるのは決して今に始まった事ではない。第二次世界大戦中の海軍空技廠で開発された彗星と銀河と言う爆撃機がある。両機とも極限の性能を狙った実験機的な性格が勝った機体であるが、初期試験性能の高さに狂喜乱舞した軍首脳はこの機体を実戦投入した。
しかしながら高性能との引換に、工作性&整備性の悪さと実績の無いエンジン選定による故障頻発で戦果を存分に上げることは叶わなかった。
少なくとも彗星はこの機体で得られた知見を元に、大量生産可能で容易な整備性を持たせた機体に再設計されるべき機体だった。

GXロケットは彗星と同じ様な実験機的性格のLNGエンジンを搭載すると言う同じ愚を犯している。
開発見なおしで当初開発予定のエンジンとは別に簡易設計の別LNGエンジンを開発するとしたが、根本は変わらない。目標である2トンを800kmを1.8トン500kmへと大幅な性能犠牲を払ってまで別の新設計LNGエンジンを開発すると言う姿勢には首を傾げざるを得ない。
LNGエンジンを完成させたいなら政府補助金での開発は当初目標一本に絞るべき、追加予算払ってまで性能の落ちる別エンジンを開発する必要性など無い。その上で打ち上げ予定までは従来設計済みの通常ロケットを転用すべきだ。LNGエンジンは開発完了時点で換装すれば良いのではないだろうか。

なお日本にはペイロード500kgで打ち上げ費用25億円程度の別ロケット計画もある。
果たしてどこまで計画が進むのか楽しみでもありますね。
その一方政治の世界では核武装の検討問題で結構揉めている。日本のロケット技術から見ると核の開発完了となれば即実戦配備可能と言う訳で、既に世界中からきな臭く見られているのも当然かも知れない。


スポンサーサイト

tag : 宇宙開発 GXロケット

⇒comment

Secret

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

レイニー

  • Author:レイニー
  • 何にでも興味を示し、面白いと思ったらトコトン嵌る凝り性なおっちゃんです。
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
フリーエリア
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
フリーエリア
blogram投票ボタン
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。