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リスクは調査すべきだ

インフルエンザの特効薬であるタミフルを服用した後に異様な飛び降り自殺が連続した。当人に自殺する要因など無くその後の報道でタミフル服用で異常行動が発生するケースが有ると紹介された。

これに対する厚生労働省の対応は国民の目からは一見非常に鈍いように見える。
厚生労働省のホームページにもこの件については従来から下記の様な見解が載せられている。

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IV-5 タミフルの副作用について教えてください。

タミフルを服用したときは、腹痛、下痢、嘔気などがあらわれることがあります。
 また、まれに、タミフルの服用により、重い副作用を起こすことがあります。
 具体的には、ショック、アナフィラキシー様症状*1、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)*2、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)*3、精神・神経症状(意識障害、異常行動、譫妄(せんもう)(意識がもうろうとした状態)、幻覚、妄想、痙攣(けいれん)等)などがあらわれることがありますので、これらの症状があらわれた場合は、直ちに医療機関に受診してください。

IV-6 タミフルを服用した後の異常行動等による小児の死亡例が報道されていますが、厚生労働省としては、タミフルの安全性についてどのように考えているのですか。

 タミフルを服用した16歳以下の異常行動によるものを含む小児16例(治験時1例を含む。平成18年10月31日現在。)の死亡が報告されています。
 小児の死亡事例とタミフルとの関係については、平成17年11月18日に米国食品医薬品局(FDA)が評価を依頼した小児諮問委員会においても、「現時点で得られている事実からは、因果関係を示す証拠はないと考えられる」と評価されています。
 また、日本小児科学会も、「現時点でタミフルとこれらの死亡についての因果関係が明らかなものはなかった。」との見解を平成17年11月30日に公表しています。
 厚生労働省としては、平成18年1月27日に薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会を開催し、また、その後も、専門家の意見を随時聞いたところ、タミフルと死亡との関係については否定的であることなどから、現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えていません。
 医師の指示に従って適切に服用するとともに、副作用の症状があらわれたときは、医師、薬剤師に相談して下さい。
 なお、平成17年度厚生労働科学研究「インフルエンザに伴う随伴症状の発現状況に関する調査研究(PDF:1346KB)」の報告書※によると、約2,800名の小児等を対象に、異常言動の発現について、タミフル未使用群とタミフル使用群を比較したところ、統計学的に有意な差は見られなかったと報告されています。


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タミフルはインフルエンザの特効薬だ、特にA型には驚異的な成果を上げている事は間違いない。通常のインフルエンザの心配だけなら厚生労働省も危険性の解明に取り組むことは可能だろうが、現在の予測される危機は鳥インフルエンザの変異種による新型インフルエンザの流行である。
一端発生するとワクチンなど無い状態だから抗インフルエンザ薬しか頼るものは無い。
従って現状この危機対応の為にタミフルの備蓄を進めているのが現状である。

新型の流行に備える備蓄としては他に手だてが無いのだから仕方がない、但し一方で調査を怠ることは許されない。現状の医療行為で起きた事例を出来る限りデータベース化し、実際の大量使用時におけるリスクも明らかにするべきだ。

何せ新型が流行し始めたら、予防目的での服用も有り得るのだから。

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今日の溜息

カセットを取ろうとして脇見運転した結果幼稚園児多数を死傷させた運転手に対し、業務上過失致死傷でしか起訴できない事への不満から同刑罰の量刑を上げるようにとの声に21万人もの署名が集まったと言う。
子供が被害に遭われたご家族の無念と心情は理解できる、できるが、ハッキリ言ってヒステリーだろうし賛同した人々も理性を失っているとしか思えない。
業務上過失致死傷は単なる過失致死傷より重い刑罰であることを忘れているし、過失致死傷はどんなに善良なる人々でも犯す危険を孕んだ行為でも有るからだ。
犯罪処罰は自己の意思を持って実行されたものには厳しく、状況への対応間違いによる過失により引き起こされたものには反省を則す事が原則だ。従って例え重大な過失であってもそれ以上でもなければそれ以下でも無い。同事件での被害の大きさと窃盗でも最大10年と言う刑罰のギャップだけで文句を言うのは可笑しいし、何よりも再犯性と言うものが存在する罪なのか否かを忘れている。
例え大事故となった福知山線の脱線事故、当該運転員が生き残っていても同様だったろう。

巧妙な詐欺すれすれで金品をかたり取り、のうのうと世の中を渡っていく悪漢と、騙された挙げ句悪漢を死傷せしめた善良なる市民。果たしてどちらの最高刑が重いのかを調べれば世の中の矛盾が良く判るはずだし、判決はその為に情状が加味される。

この様な状況が一般認知の多数だとしたら裁判員制度は非常に危険だ、大衆迎合の判決だらけになる危険性が強い。


今日の朝刊を見て嘆息した、オスロでのクラスター爆弾使用禁止を目指した国際会議、日本は出席するも議論不十分として「オスロ宣言」に参加しなかった記事が載っていたからだ。
クラスター爆弾の非人道的側面は広く知れ渡っている、にもかかわらず日本自ら保有する武器だからと言った及び腰の姿勢は如何なものか、イギリスやフランスさえ条件を付託して参加したというのに。
こんな問題でも様子を見ながら先送りするしかない日本外交、安保理常任理事国入りを目指すなんてトンでもない話だ。かような問題こそ率先して世界をリードする気構えが無ければ信用など得られないだろう。そしてこの程度の判断力しか無い国でなにが「美しい国」だ、噴飯ものである。



悲しき事故

先日の原子力関連書き込みをして以来、少しこの方向の情報を再確認することに専念してしまいました、全くこのブログを奇特にも読んで頂けている方には?(いらっしゃるのかは希望的観測ですが)鬱陶しい記事を長らくトップにしてきましたm(__)m。
ただ一言だけ言い訳させて頂ければ、原子力関連に少なくともたずさわった人間には許容しがたい嘘には耐え難い想いがあったもので、ご容赦お願い申し上げます。

さて大阪吹田で起きたバス事故、第一報以降の流れを見ると無茶な運行管理をしている会社を批難する人は多いだろう、しかし背景を考えてみよう。国民の喝采を受けて加速した規制緩和、聞こえは良いが実情は酷いの典型的例では無いだろうか。
昨今日帰りバス旅行の低価格化は目を見張るものがある、カニ食い放題で1万円切るのは当たり前、更にお土産付きってのが当たり前ですね。当然安くなるのは消費者には歓迎ですが、それまで掛かっていた安全対策・減価償却などの経費を投げ打った価格勝負になったのも事実です。
私は個人経営事業者ですが、価格競争が行きすぎると上記事故が起きるのは当然と考えております。
そう言った意味合いで過当競争が行きすぎるのは健全な社会を蝕める要因とも成りかねません。
当然の如く適正な競争は自由主義経済の根本ですが、全く規制のない競争は安全と言うマージンをも蝕む危険性があるのも知らなくてはいけません。
実際表面的な景気指数は上昇していますが、末端に属する企業にとっては未だマイナス傾向にあるのが実情ではないでしょうか。末端企業は設備投資関連積立金に相当するコストを無視した営業を強いられ、結果的に今後良化するやもしれぬ景気に即応した投資原資を失っているのが殆どであろう。
そう言うパターンが続けば、現状過当競争による安値は体力不足企業の淘汰により大企業独占を招き、結果的に将来の独占による価格高騰を引き起こしかねないのも事実でしょう。

今回のバス事故、運営会社の批難も当然ですが、過当競争が引き起こす安全へのマージンと言うコストをケチると如何ほどの結果を生むか、対価に見合ったサービスの見極めも消費者に要求される時代になったと実感すべきです。安いと言うのは良い事です、が、その分削られたものをちゃんと理解しろと言うのが現実でしょう。消費者はこれからより一層の勉強を強いられます、高くても安全を選ぶか多少不安でも安いか・・・・・決めるのは消費者です、どんな結果になろうとも。規制緩和は甘美な言葉ですが、それによる弊害もあるのです。
緩和すべき規制は多いが、その弊害も消費者は勉強しなければなりません、その勉強料が適正なコストダウン相当だと思い知るべきでしょう。
即ちリスクに対するコストを正しく判断する能力が消費者に要求される時代になったとの認識を持つ事です。






怪文書に騙されるな

原子力発電所について興味の有る方なら、インターネット上で『原発がどんなものか知ってほしい』と言うタイトルの文章をご覧になった事が有ると思います。
この文章、かなり衝撃的な内容で情報公開に積極的では無い原発の内部告発みたいな案配の様に受け取れます・・・・・が、実は作者とされる方が書かれたモノでは無いようです。
ご本人が断片的に書かれたり話された事例を他人が編集して出来上がったものとほぼ断定できます。何故ならご本人さんの経歴通りならあり得ない内容を多く含むからです。
従って多くの誇張や嘘で固められ、より刺激的な内容へ改竄されていると推定されます。

過去にこの文章に対する正当な反証を為されたサイトが存在しました、原子力発電所の運転管理員さん(電力会社の正社員)が個人で運営されていたのですが、余りにも正当すぎるので妨害が入りサイトは消滅してしまいました、私は消滅する前に実際に覗いたことがあります。
現状このサイトのキャッシュを保存公開されている方がいらっしゃいますので、興味の有る方は覗いて見て下さい。リンクはそのサイトへのリンクサイトのアドレスです。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~asashi/genpa/

私は大学で原子力工学を学び、第一種放射線取扱主任者と言う国家資格を取得しました。
その後原子力関連企業に就職し、実際の原子力発電所のメンテナンス作業や放射性廃棄物関連の研究に携わりました。今は退職しタダの街のオヤジですが、上記怪文書の不自然さや誤りは私の経験からだけでもナンボでも説明できます。

さて上記真っ当な反証サイトが消滅した一方、問題の文章は増殖を続け今や普通のブログ作者をも巻き込んでいます。
何で普通の方はこの怪文書に騙されるのでしょうか?、一方的な情報を鵜呑みにし、検索という便利な機能で内容の正確性を検証しようとしないのでしょうか?。
まぁ、原子力関係のサイトは個人運営でもなければ、関係団体による綺麗事を並べたモノばかりであるのは事実であり、このような泥臭い情報は殆ど有りませんから仕方ないのかも知れません。

何でも意見が言えるのはネット社会の良いところです、しかし錯誤情報をそのまま無批判で転載するのは愚かしい行為です。
ましてや反原発を叫ぶなら、錯誤情報を恥ずかしげも無く公開するのは結果的に自己の信頼性を失う事に繋がると認識して欲しいものです。
また問題の怪文書には、原発のお陰で結婚できないとか言った差別問題にも言及されています。
こういった傾向は否定しません、むしろ有るだろうとも思います、しかし誤った情報が多いから知らない人は原発を必要以上に恐れるのでしょう、誤った情報を流し続ける事はこの恐怖感を煽るだけで何一つ解決しないどころか悪化させるだけです。
この様な怪文書を配布する事は怪文書が訴える差別を助長するだけだと言うことに是非気が付いて欲しいものです。

それでもあなたは差別者の片棒担ぎますか?

但し反原発運動そのものは否定しません、その運動は正当な権利を有しかつ保護されるべきでしょう、しかしながら多くの場合には間違った情報を元に為されることが多いのが残念なだけです。
またこのような間違いが起きるのは、当然の如く真実を明らかにしたがらない原子力業界の体質に寄り結果的に引き起こされるのも事実でしょう。数々と明らかになる電力会社の事例隠しやデータ改竄などが原子力業界の自浄を促し、正常な形での原発論争が繰り広げられるのを期待したいです。

いやお前の方こそ信用できない?と懐疑的になられるのは当たり前でしょう。
しかし私が再々怪文書と指摘している文章の嘘は反論サイトの説明で大部分が納得されるはずです。
それでも納得いかなければ私に質問して下さい、判る範囲でお答えできると思います。



関電は何をしている

関西電力美浜原子力発電所1号機で発覚した無許可配管工事、又かいなとしか思えない単純ミスである。
今回発覚したのは残留熱除去系(RHR)配管から分岐しているサンプリング配管だ。
読売新聞等ではECCS系配管と紹介しているが、残留熱除去系(RHR)の機能については先日2/3に書いてあるので参照してください。
さてサンプリング配管とはどんなものなのだろうか?。実態は原子炉システムの健全性を確認する為に主要系統毎に付いているもので、主要配管中を流れる液体・気体のサンプルを収集分析し異常が無いかチェックするもので、このチェックは系統毎にサンプリング周期が定められている。
配管自体は主要配管に設けられた台座に溶接された細管で、直径で1cm程度の太さしか無い。
しかしながら中を流れているのは今回の場合間違いなく一次系冷却材(即ち炉水)であり、場所が隔離弁の内側なら第一種機器、隔離弁の外なら・・・の違いはあれど当該配管を弄くる際には届け出と検査が必要なのは明らかだ。
検査は材質等などの書類審査と現物配管工事の各工程で行われ、これは何も運用中の原発に限った事などでは無い、即ち新規建設中の原発でもこのような検査は必ず受けなければならない。従ってこの様な失態に工事担当者が気が付かない筈は無いのだが・・・・・何故か見過ごされたとは情けない話だ。
新聞記事だけでは詳しいことは不明だが、当該配管を交換・溶接ならば上記の様な失態は起きにくい筈、サポートの追加なら見過ごされる可能性も無いことは無い。原子力発電所内の配管類は耐震構造設計となっており、応力を逃がすためにワザとUの字型に曲げられた部分などが備わっている、従って配管類は一般の人が想像するより不必要とも思える位長くなる。よってこれら配管類は支持金具によってそれぞれが支えられており、この金具をサポートと呼ぶ。そしてこのサポートは支えているモノがモノだけに、単なる金具と考え勝ちだが実は検査対象であり、そのランクは支えている物件と同等の扱いを受けるのだ。

しかし事後対策として燃料を抜き取るとの記述があることから、やはり配管そのものの交換だった様に受け取れる。
どういう事かと言うと、配管交換作業がある場合、その系統が原子炉圧力容器に取り付けられたノズルレベルより炉水の水位を下げないと工事が出来ない。PWRの場合RHRは主冷却材ノズル経由となるが、このレベルの直下に炉心上部が位置する筈なので、燃料装架状態でこのレベルまで炉心水位を下げるのは危険である。

しかしまぁ、次から次へと失態が明らかになる原子力、信頼を取り戻す努力を本気で目指して貰いたいものだ。


上記に第一種機器などとの記載をしているが、今回はこの意味を少し解説してみます。
これらの分類は発電用原子炉設備における機器分類で、検査対象機器の性格を表しており検査の内容などもこの分類によって区別されています、但し以下情報は15年前レベルですので現状では変わっている可能性はありますが基本概念はそう違わない筈です。

【第一種機器】
原子炉冷却材圧力バウンダリー内に属する機器・配管・容器などを言う。原子炉冷却材圧力バウンダリーとは原子炉を中心とした一次冷却材などが通る機器で、非常用の隔離弁が格納容器内外に合計二個設置されているがこの外側の弁までがその対象となる。
この分類に含まれる機器は10年に1度必ず検査を行う必要性があり、ポンプ・弁類は全分解点検を実施する、配管類は溶接部の非破壊検査を主に超音波探傷試験が実施される。
なお自主検査として非常用機器の重要な弁類などは毎年分解点検される(逃がし弁など)。
ここで重要なのは全部の検査対象が毎回の定期検査で検査される訳では無いと言うことです、10年間と言うサイクルの中で全部の機器が検査される様に事前にスケジューリングされます。

【第二種機器】
安全性に係わる機器等で上記第一種機器に含まれないもの。及び格納容器貫通部分など。
検査基準は第一種機器ほどの制約は受けない筈だが、機械的要請で二年に一度分解されるモノもある。

【第三種機器】
上記の機器を除いた配管・容器で内包する液体・気体の放射能濃度が基準以上であるもの。
なおポンプ及び弁類はこのカテゴリには含まれず全て上位クラスになる。
検査頻度は上位クラスとは区別され、確か以前は40年に1度と言う扱いになっていたはず。

【第四種機器】
放射線管理設備に属するダクト配管。但し格納容器貫通部は第二種扱いになる。
何故かと言うと格納容器は原子炉に何か問題が生じた際、その影響をこの格納容器内だけでくい止める様に設計されたものであるため、万が一にもこの貫通部からの漏洩は許容出来ない。
従って例え電線管などのようなモノでも貫通部を持つものはその部分は全て格納容器に準ずる扱いを受ける。

原子力発電所内には上記分類に含まれない配管等は他にも沢山あるが、それらの基準は別扱いである。
なお、美浜三号機で起きた復水配管の破断事故ですが、原発が稼働しだした大昔はPWRのこの部分での配管には従来火力発電所の基準が準用されており、当時はPWR復水配管の厚み検査には国の規制が掛けられていなかったのです。その後多くの事例が海外より寄せられ、急遽検査基準が策定されて各原発がこの規制下に置かれたのですが、最初から有った検査では無いためにリストアップから漏れてしまったのがあの事故の原因です。
今回の事例はこの事例とは全く違いますが、では何も検査してなかった訳では無く、自主検査はやっていた筈です。しかし要求されるべき国の検査を受けなかったと言うことは上に書いた美浜三号機の事例より悪質であるのは間違い有りません、この点は断固原因究明と公表が必要でしょう。


※注 文章をアップ後に気が付いたのですが、サンプリング配管の直径を1センチ程度と表現しておりますが、計装・サンプリング配管の最終末端でのサイズと取り違えていた可能性に気が付きました。
本管分岐台座から取られた時点では1インチ配管である可能性の方が高いですし、その後の格納容器貫通部を考えると1/2インチ配管では不合理かも知れません。この辺図面を現在所持しておりませんので確証が取れませんので、この部分は単なる細管と読み替えて下さい。




麻原裁判その後

先日、日弁連はオウム真理教の麻原死刑囚の控訴審で弁護人を務めた弁護士二人について、東京高裁が処分するよう出した「処置請求」を門前払いとした。
この行為について各方面から身内をかばった様にしか見えないとの批判が上がっている。
そもそも問題の一件は、麻原死刑囚の控訴趣意書提出を、弁護人が意図的に遅延させた結果引き起こされたのだが、元々遅延を許容してきた裁判所側が突如態度を硬化させてのを受け、慌てた弁護側が急遽提出しようとしたが期限切れで門前払いした事による。
従って裁判所側が形式に従って門前払いするなら、「処置請求」と言う形式に則った判断として今回は門前払いすると言う日弁連の意趣返しは当然かも知れない。
しかしながらこの問題について高裁側は懲戒請求を行う方針を明らかにした。
請求されれば今度は拒否できず、処分等について弁護士会は調査せざるを得ない。
弁護士は担当被告人の利益を計るのは当然だが、裁判を正常に進める義務を果たさないといけない、此ほどの事件が結果的に中途半端な審理で終結してしまった事は大きい。
しかし今回の「処置請求」、本来の趣旨から行けば裁判所が一度認めた控訴趣意書提出の延長期限05年8月末を過ぎ、結果態度を硬化させた1月から控訴棄却を決定した3月までの期間中に行うべきだった筈だ。

さてこの件につき問題発言が多い橋下弁護士は懲戒云々では無く、当該2名の弁護士は自らバッチを外すべきだと糾弾している。



もう一つ、一昨年読売新聞が報じた中国潜水艦事故報道を受けて、今回自衛隊法違反での警務隊捜査についてメディア側から報道の自由を狭める行為では無いかと批判が噴出している。
一見して妥当の様に見えるがこの件に関しては非常に微妙と言うよりアカンだろう。
中国潜水艦での事象であり、当該情報はアメリカから供与されたものだからだ。
毎日新聞社説では「中国の潜水艦事故に関する読売新聞の報道が米国と日本の安全保障に対して、どれだけの実害を及ぼし、双方の国益を損なったことになるのだろうか。」と問いかけているが、情報収集能力が見極められると言う弊害を見過ごしている。
知る権利も大切だが、知る事により失われる国益もある事は十分認識しないとダメだ、国家安全保障に関わる問題なら尚更である。
なお私はメディアの身勝手な欺瞞には辟易としている、何時までも根に持っているがサッカーW杯日韓大会でのメディアの偏向報道ぶりだ。アレほど酷い状況の韓国側を批判するどころか勝ち進んでいる韓国を一緒に応援しましょうって挙って報道してた。
あの様な報道は何やらかの圧力に屈したとしか思えないし、実際はそうであろう。
その様なメディアが報道の自由を叫んでも茶番としか思えない。

なお私が最も嫌うのは、単なる局アナがキャスターと称して勝手に持論みたいな断定的発言を行う事だ、アナウンサーは書かれた原稿を読めば良い。








tag : 麻原 裁判

プロ野球戦力-3

西武

昨年からの戦力移動は以下の通り

退団 投手 松阪、後藤、田崎、小野、杉山、張
   捕手 椎木
   内野 宮崎
   外野 高波

入団 投手 ジョンソン
     (岸、山本、岩崎、木村、朱・ドラフト)
   内野 黒田、石橋(原・ドラフト)
   外野 内田(大崎・ドラフト)

何と言っても松坂の退団は大きい、緻密な野球をするとの印象が強い西武だが、実際の昨年は打線の破壊力に頼ったチームに過ぎず、投手力には疑問符が大いに残るシーズンだった。
従って涌井の飛躍と新人岸に掛かる期待は非常に大きいが、外れれば連続Aクラス維持も難しい。
野手陣はほぼ健在なれどカブレラの出遅れが少し気になる。


日本ハム

昨年からの戦力移動は以下の通り

退団 投手 横山、岩下、岡島、井場、矢野、佐々木、吉崎
      ディアス、リー、トーマス
   内野 小笠原、マシーアス
   外野 新庄、森

入団 投手 スウィーニー、グリン
     (宮本、糸数、山本、内山、吉川、植村、ダース・ドラフト)
   内野 グリーン(今浪・ドラフト)
   外野 (金子・ドラフト)

小笠原と新庄の抜けた穴も大きいが岡島の穴も大きい。
昨年の優勝は若い投手陣の奮起が原動力だが、若さ故の安心感では些か疑問符が残る。
両外人及び宮本・糸数のどちらかが戦力にならないと厳しいだろう。
野手としては小笠原の穴は埋めがたいものがある、外野は坪井が結局残留したが新庄の穴は投手から打者転向した糸井が務めると予想される。何れにしても新加入のグリーンがどの程度働けるかに掛かる。


セリーグは来週に

安倍にとっては悪夢かも

ここ数年来の懸案であった北朝鮮問題、先日6カ国協議で一応の合意が得られたが果たして此で解決の第一歩になるのか甚だ疑問だ。この点は読売新聞の社説も大いなる疑問符を投げつけている。

今回の合意は、2005年合意を履行するための初動段階だが、その見返りとして北朝鮮は5万トンの重油を得る。更に次の段階へ進めば合計100万トンもの重油を得られる、此は元々の約束を反古にしたのに追加で得られたものだから北朝鮮に取って外交上の大きな勝利であろう。
まぁこのまま行けば北朝鮮側は益々大きな要求を突きつけて来るだろうが、一端今回のような譲歩を認めた以上北朝鮮の要求を完全拒否しきれないのは間違いない。
となれば現状で非常に不明朗な北朝鮮の核の実体は結局解明されないまま有耶無耶に持ち込まれる恐れが高い。また北朝鮮にとって今や寧辺の再処理施設を含む核施設の活動停止など痛くも痒くもない、即ち既に核実験を実施し、更に予備を保有しているならば上記施設を今後も稼働させる必要など無いからだ。むしろ厄介なのは未だに全然不明な核濃縮関連技術の方だろう、こっちが既に稼働しているなら、今回の合意はゴミにゼニを払うようなものだ。

さて、今回の合意において日本は非常に苦しい立場に追い込まれた。最初の重油5万トン供与には加わらないと意地を見せてはいるが、30日以内に始まるとされる作業部会の一つである日朝国交正常化、こいつが足かせになりかねない。上記の様に今まで頑なに拒んできた再処理施設の閉鎖であるが、不要となったら北朝鮮は呆気なくさっさと履行するやもしれない。そうすれば次段階に進む口実が整うので北朝鮮は追加支援を早急に求める。その際に日朝国交正常化部会が全く進展していなければ日本は追加支援には乗りにくい、しかし他国はそんな態度を日本が見せようモノなら猛烈な非難を浴びせるのは当然だろう。では北朝鮮側が有る程度折り合いを付けてくれるか?と言うと先ずは有り得ない、北朝鮮にとって日本など眼中にはない、アメリカの合意さえ取り付ければ何とかなるからだ。

では日本はどうなるのか?、いわゆるハシゴを外された状態と言って良い、有る意味日本にとっては(と言うより安倍政権にとっては)最悪のシナリオでの合意としか思えない。

北朝鮮が合意のなった各施設を本当に封印するも日朝国交正常化が全然進展しなかった?場合
1)拉致問題を棚上げし、追加支援に日本も加わる
2)日本は追加支援も拒む

の2者択一を迫られる、どっちに転んでも政権運営は非常に厳しいモノになるだろうから。


USB接続HDD購入

昨日暇を持てあまして久々にパチンコをやってしまった、全然廻らない台で速攻で止めようと思ったら何か妙なモードに突入、結局其処では当たらずやっぱりアカンと思ってたら突然当たった。
確変では無かったので、まぁ突っ込んでカラになったら止めようと思ってたのですが、時短モードが何故か延長され続け結局確変をゲット、以降コレの繰り返しで8連チャンして継続終了。
継続終了後1箱粘ってみたがやはり廻らないので止め、その足で梅田にふらふら出向いてみた。

ヨドバシカメラに寄ってmacコーナーに行くと、Boot-Campの実演をやるととのことで見てみたが、対して詳しい事をやるわけでもなく撤退、地下のパーツ売場へ行くとタイムセールをやっていた。
バッファローのUSB-HDDであるHD-H250U2と言う物件で、市場価格は11,000円程度の奴です。
ヨドバシ通常価格14,800円を4,000円引き10,800円で20%ポイント付きとの触れ込み。
USB接続のHDDは信用していないのですが(速度が遅い事、IDE-USB変換チップが結構不安定)価格が安いと言うことで結局購入してしまった。

早速帰って試してみましたが、Winマシンからは問題なく認識。テストとして6G程度のファイル群を転送してみたら、やはり20Mb/s程度の転送速度でした。
LAN経由での内蔵HDD同士で40Mb/s程度は出ますのでほぼその半分程度の能力しか有りません。

さて買ったは良いがどう使おうか?思案のしどころですね。
屹度Macに繋ぎこんでバックアップ先に・・・かな?。

なお、このHDDは内蔵されているドライブがロットによって全然違うらしく、私の大嫌いなサムソン製が載っている事が多いとか。Winからプロパティを確認すると・・・・・どうやら日立製らしい。
まぁこれなら、HDDを一寸高めで買ったと思えば良いか、不具合が出たらバラして中身取り出せばしまいですから(苦笑)。

プロ野球戦力-2

ロッテ

昨年からの戦力移動は以下の通り

退団 投手 杉原、戸部、バーン、ミラー
   捕手 辻
   内野 瑞季、林
   外野 諸積、垣内、喜多、井上、寺本

入団 投手 呉(荻野、江口、中郷、松本、大嶺、黒滝・ドラフト)
   内野 定岡、ズレータ
   外野 早川(神戸、角中、佐藤・ドラフト)

昨年の不振は自慢の投手陣が本領を発揮出来なかった事も有るが、一番の問題点だったのは攻撃陣の大不振だろう。
なんと言っても、230点も得点が減少しては苦しいのは当然だ。
そう言った意味合いでズレータの加入は大きいが、内野手の層が薄いのが気になる。
主力級選手のリタイアが出れば一気に戦力ダウンする危険性が極めて高い。
外野は大松・竹原に加え神戸と大学・社会人の大砲クラスが居るので、この中からレギュラー争いは熾烈だろう。



ソフトバンク

昨年からの戦力移動は以下の通り

退団 投手 芝草、吉田、寺原、岡本、吉武、カラスコ
   内野 北野、定岡、鳥越、ズレータ
   外野 榎本、宮地、大道、井出、カブレラ

入団 投手 二コースキー、ガトームソン
     (大隣、森福、川頭・ドラフト)
   捕手 高谷
   内野 小久保、福田、李
   外野 多村、アダム、ブキャナン
     (長谷川、伊奈・ドラフト)

ズレータの退団は痛いが小久保の復帰と多村の獲得は補って余りある、特に松中を1塁又はDHに戻せる意味合いは大きい。
投手陣ではガトームソンの獲得は非常に大きい、先発陣は大隣の加入もあり充実している一方、中継ぎ陣に不安も多い上に吉武がFA補償での退団は痛い、新人の森福がどの程度戦力となるか期待は大きいだろう。



プロ野球戦力-1

プロ野球がキャンプインして10日近く経った、そろそろ今季を占いたくなるが、その前に現状での戦力自体を昨季からの変動という意味でおさらいしておこう。まずはパリーグ下位球団から。

楽天

昨年からの戦力移動は以下の通り

退団 投手 戸叶、矢野、玉木、金田、佐藤和、
      根市、バワーズ、グリン
   捕手 カツノリ
   内野 酒井、永池
   外野 益田、佐竹、飯田、バレント

入団 投手 佐藤宏、吉崎、川岸、戸部
      (永井、田中・ドラフト)
   捕手 (嶋、山本・ドラフト)
   内野 ウイット、(渡辺・ドラフト)
   外野 高波、(横川・ドラフト)

楽天にとっては戦力と言っても失礼ながら他球団のポンコツばかり、今は3回のドラフトで取った選手の育成がまずは重要ではないだろうか。そう言った意味合いで田中が取れたのは楽天にとって大きいが、功を焦って即使いは厳に慎むべきだし野村なら出来るだろう。今期メジャーへ行った井川、1軍で使い即勝利するも翌日2軍に落とした事は阪神ファンだからこそ覚えています。
さてまず投手陣、何といっても先発の駒が足りなさすぎる。岩隈が今期は大丈夫だとしてもグリンの穴を埋めてプラスα程度だろうから、何としても朝井辺りがブレークして貰わないとローテーションすら組めないだろう。
野手は投手陣以上に厳しい、打率的な面では何とか水準には届いているが、12球団最低の得点に現れているように得点機に打てない。今期の補強でもこの点が解消される見込みは薄いので、礒部が2001年並に活躍出来ても苦しい。


オリックス

昨年からの戦力移動は以下の通り

退団 投手 野村、小川、柴田、宮本、前川
      オバミュラー
   捕手 吉原
   内野 三木、中本、中村、グラボースキー
   外野 小島、谷、早川、ブランボー、ガルシア

入団 投手 鴨志田、吉田、カーター
      (小松、延江、梅村、仁藤・ドラフト)
   捕手 辻(土井・ドラフト)
   内野 長田、ラロッカ(大引・ドラフト)
   外野 アレン

何といっても良くも悪くも野手の中心だった谷・中村の退団は大きい。特に外野陣は深刻だろう昨年14人登録から5人も抜けたのに補強は1人、コンバートは必須状態ですね。
さて投手陣はと言うと此処も先発陣が苦しい、新入団組がどれだけ働けるか?そして押さえの大久保が安定出来るかが問題です。
野手陣は清原がどれだけスタメンに居られるか?極めて疑問なだけに、同じくシーズン全う出来ないラロッカの補強は二人で一人前としか考えられないでしょう。そう言った意味合いで大引の1軍定着は必須でしょうね。
後は外野を争う大西と岡田がどの程度伸びるのか?でしょうか。


以下他球団は後日順に

次世代燃料

先日の報道では三菱ガス化学など9社での合弁会社でジメチルエーテル(DME)を年産8万トン規模のプラントを立ち上げる旨の合意が成ったと言う。
DMEは将来においてディーゼル燃料代替品として期待されており、実際エンジン等の開発では日本のメーカーが先頭を走っており、燃料供給体制さえ確立されれば何時でも出荷できうる状態だ。
しかしながら上記供給量では安定供給と言うにはほど遠い、2002年時点での軽油消費量は推定値としておよそ3600万キロリットル、比重0.85として約3000万トンである。従って日本で代替燃料へのシフトは早急に進むとは思えない。
しかしながら隣国中国ではDMEへのシフトを国策化している模様である。ここ数年以内に中国で稼働を始めるDMEプラントの合計能力は年産1200万トンに達するとの観測が流れている。
この供給による本格利用が始まると上記技術を持つ日本企業のビジネスチャンスか?と考え勝ちだが、中国という国なら多少不具合が有ろうが既存技術の延長上でDMEを強引に使ってしまうだろうし、使った結果を製品にフィードバックさせるだろう、従ってDME適合車と言う分野で日本車が世界を牽引すると言う事は夢物語となりかねない。

一方、アメリカの方針変更に端を発するバイオ燃料ブームは日本にも波及し、バイオ燃料生産に係わる
国家予算も組まれている程だ。
しかしバイオ燃料は夢ばかり報道されるが、実際上において代替燃料となり得るか疑問視せざるを得ない。特に休耕地対策としての農業振興策としてなら尚更だ。

先日メキシコでの大規模デモが報道されたが、原因はバイオ燃料用途に需要が増えた事によるトウモロコシ相場の上昇が起き、結果的に庶民の主食が30~40%近くも高騰した事による。
同様の事は実は日本でも起き始めており、殆どの原料を輸入に頼る大豆製品がそうだ。日本では遺伝子組み替え作物は食料として用いられていない、従って輸入する大豆は従来品種である。
ところがアメリカの方針変更がトンでもない変化を生んでいる、遺伝子組み替え品種は害虫やその他の災害に強く不作に泣くリスクが小さい、そしてバイオ燃料の原料として高値で引き取られる。
そう、アメリカやカナダの主要大豆生産者の8割近くが遺伝子組み替え品種に栽培を切り替えつつあるのだ。そうすると無いモノは高いの原則通り大豆の価格は今後急上昇することは必然である。
そしてこれは日本の家庭をも直撃する事は確実である。
バイオ燃料は決して救世主では無いことを思い知るべきだろう。

さて最初のDMEだが、8万トンの新規プラント建設は結構な事なんだが、確か北海道に作った実証試験設備はどないするんでしょうか?、確か国費を200億位投じて作った設備ですが引き取り手が無く近々廃棄処分されるらしい。日産100トンの設備だから年産3万トン近く生産できる筈なんだが?。



スペースデブリ

中国が先頃実施した人工衛星破壊実験、当初から予測された様に破砕物が宇宙ゴミ(スペースデブリ)として広範囲の軌道を取って地球を廻っている。
この実験は過去にアメリカなどが行ってきたが、このデブリ問題もあって現在行われていない。スペースデブリの比較的大きいものはアメリカの機関が監視しており、所在と軌道が捕まえられているが、本当に問題なのは所在さえ捕まえられていない小さな奴だ。
デブリは人工衛星と同じ理屈で軌道上を飛んでいる、従って低軌道に居るモノはその速度が8km/secを超えるモノまである。
運動エネルギーは 1/2mV^2 で表される、平均的な大砲の初速は800m/sec内外なので、デブリが何かに衝突した場合は地上での100倍以上重い砲弾に匹敵するエネルギーを秘めている事になる。
例えればパチンコ玉がデブリ化して何かにぶつかれば、その威力は地上で30ミリバルカン砲で至近距離から撃たれたに匹敵する。
今後宇宙開発が益々盛んになろうと言うこの時期に、かような危険性の高い実験を容認出来得る筈も無く、各国から批難が集中したのも当然である。
中国の対応を見ると、中央も全容を把握しておらず軍の独断か?との観測さえ浮かぶ始末であり、中国自身が全く省みる事の無い環境問題同様、他所の迷惑など知りませんと言う我が侭ぶりが発揮された事件であろう。
実際、中国はアメリカにデブリ問題で協力する旨約束していた筈だったのだ。

さてこのデブリ問題を扱ったアニメが存在する「プラネテス」という奴で、NHKで放送されたものだが、物語冒頭でデブリとなったボルトが宇宙船に衝突し破壊される。
もし見る機会があれば今回の一件を頭の隅において視聴されたい。


膿は出しきれるか

新聞各紙に東電原発検査データの改竄について社説が載っている。
今回発覚したものは2002年にも発覚したデータ改竄事件で調査漏れになった物件だった模様で、何故その時点で調査漏れになったのか?が私に取っては関心がある。
まぁ各紙論調でもあるように、少なくとも徹底調査を行い、何故にこうなったのか経緯を明らかにし、少なくとも膿を出しきる事が肝要かと思います。

原子力は一般に受けが悪く、故障や事故は大々的に報道される運命に有ること、運転スケジュールは夏のピーク需要を見越して綿密に練られていること、などから検査スケジュールの遅れなど看過できないとの考えが現場には充満しており、こういった検査不合格によるスケジュール変更など問題外だったものと思われる。
しかしながら原発は単なる機械の集合品に過ぎず、故障するのは当然である。そう言ったトラブルを積極的に公表し知的データベースを高める方向ならば原発の安全性が高まる筈なのだが、どうも日本的風土ではそのようには進まない、まぁ不二家騒動のように他業種でも同様なのだが、原発の場合はその構造・原理上の問題で更にこの問題の根が深い。
原発が何故に一度起動したら遮二無二定格運転を続けざるを得ないのだろうか?。その答えは一度止めると再起動に時間が掛かるからである。
原子炉を止めると原子炉内での核分裂反応は止まるが、その時点で生成されている核分裂生成物FPの生成はそのまま止まる訳では無い、生成されたFPが更に崩壊系列に沿って安定核種になるまで崩壊を続ける。この際に熱を生み出すので原子炉にはこの熱を除去するRHR系統というものが付いている。
さて、この一連の流れの中で中性子捕獲断面積が非常に大きく、かつ半減期がそこそこ長いという妙な核種が含まれている(キセノンの同位体)。原子炉を止めた場合、停止直後ならばこの核種の蓄積はまだ少ないので直ちに再起動可能だが、中途半端な時間経過後だと上記核種の蓄積が大きくなり原子炉を起動できなくなるケースがある。従ってこんな場合は指をくわえて上記核種が減衰するまで待たなければいけない。尤も多少の事ならば上記ケースを克服するために炉心設計に余裕を持たせ、起動できるマージンがあるのだが、有る程度燃焼の進んだ炉心ではこの余裕も少ない。従って原発で何かあっても、なかなか即手動停止と言う処置が採られにくいのだ。

さて今回発覚した事例で各紙とも取り上げているのが柏崎刈羽1号機の非常用ポンプ故障の件だ。
非常用の系統は原子力の安全性を担保する重要な機器なので、新聞が大々的に取り上げるの当然だろう。

此処では、その非常用の系統についてちょこっと解説してみる。
柏崎刈羽発電所の原発は沸騰水型(BWR)の原発で、非常時用の系統は高圧炉心注水系、低圧注水系、隔離時冷却系、などが備わっている。

非常用高圧炉心スプレイ系 HPCI系
原子炉冷却材喪失事故が発生した際、真っ先に作動するのがこの系統で、サプレッションプール水を電動ポンプ又は蒸気タービンポンプで炉心に注水する。電源は専用の非常用ディーゼル電源で外部電源喪失時も動作する。
高圧系での注水は小口径配管破断と言うケースに対応するので、この系統では大容量注水と言う用途では対応出来ない。
なおこの系統は中部電力浜岡原発1号機において、運転中に定められている作動試験時に水素爆発による破断事故を起こした事で有名、事故後系統設計の見直しが図られた。

低圧炉心スプレイ系 CS系
上記システムと連携し炉心へスプレイする系統。この系統は炉心圧力が20kg/cm2以下にならないと動作しないので、圧力逃がし弁系統の作動などが必要。

低圧注水系 LPCI系
原子炉圧力が定格より相当低い状態で稼働させる注水系統で、多くの場合には残留熱除去系RHRとの併用システムである。


隔離時冷却系 RCIC系
原子炉が停止した状態で、給復水系統が停止してしまった場合に炉心へ給水する系統である。
原子炉停止直後での動作が主眼であるため残存する原子炉由来の蒸気を動力源とするタービン駆動ポンプであることが特徴で、電源が全て喪失していても機能を有する。
本来は非常用では無いが、一応非常用炉心冷却設備としての機能も有するように設計されている。


非常用の設備はブレーキと言うよりも消火器に相当するもので、此を欠いた状態と言うのは先月起こった宝塚カラオケ店火災事故みたいな状況を生む、原子力業界の自浄努力を期待するしかない。

サクセス倒産

パソコン関連品の通信販売店であるPC-Successのサクセスが破産手続きへ入ったそうだ。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20070203/etc_success.html


価格比較サイトなどで通販最安値を謳い文句にやってたお店ですが、先払い・入金確認後発送ながらも発送が著しく遅く、納期が1ヶ月以上先なんてのはザラで、下手をすれば2ヶ月以上待たされる場合も有ったそうな。
即ち殆ど在庫を持たずに相場以上の低価格を提示して客を囲い込み、相場が落ちるまで客を待たせて、落ちたときに発注・発送って案配だったらしい。
従ってネット界では著しく評判が悪く、「代引き以外では買うな」が合い言葉でした。

いつしかこの評判が広く伝わり経営状況が悪化したモノと思われます。
しかし上記経営法ですから、債権者には業者以外に一般ユーザーが結構居るモノと思われます。
先般Yahooショップでの詐欺事件ではYahooが救済に乗り出したが、今回はまず無理だろう。
やはりネット通販は実績があって信用の高い店から買う事が一番ですね。

こんな事言いながら、実は私もネット詐欺モドキに一度引っかかる寸前になったことが有ります。
5年前YahooオークションでPCを見てたら、自作機出品でパーツ総額より安いという物件を発見、評価を確認すると発送は遅めですが実績は大したもの、と言うことで落札・入金し発送を待つことに。
しかし予定日を過ぎても届かず、何度かメールして1ヶ月遅れで物件はやっと納品されました。
モノは上出来で、素人がやる配線とは大違い、入金より2ヶ月後でも世間相場よりまだ安かったので、冷や冷やしたがまぁ良い買い物したかな?って案配でした。
但し此には後日談があり、当該出品者はその後も納期がドンドン遅れるも出品を続け、遂にある日全然連絡が取れない状況から一転して自己破産表明と言う事になった。
その時点で100人以上の人が既に入金・納品待ちで一時ヤフオクで問題になりました。

まぁこんな経験してるので、なんぼ安くても納期に難点のある業者は一切相手にしないことにしましたので、題記のショップは利用したことありません。
悪評だらけのショップだっただけに今頃某所ではお祭りでしょうか(**)\(^_^;。


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